日弁連交通事故相談センターとは

交通事故に遭ってしまった場合には、当面の損害賠償のこと、将来のことをはじめとして、さまざまな不安が胸を去来するものですが、こうしたときこそ、適切な法律上の知識をもって行動することが重要となってきます。そこで、近くに法律の専門家である弁護士のいる法律事務所がなかったり、はじめてのことでどこに取り次いでもらえばよいのかわからないといった場合には、日弁連交通事故相談センターのような全国規模の機関に、まずは電話をしてみるといったことも有効となります。

 

弁護士法とよばれる法律により、弁護士はかならず地域の弁護士会に加入することになっていますが、そうした地域の組織を横に連携する全国版の組織が、東京都に本部を置く日弁連にあたります。日弁連交通事故相談センターは、この日弁連が交通事故に関する法律問題を処理することに特化させて開設したもので、現在では独立した公益財団法人として活動を行っています。このセンターそのものも、本部はやはり東京都内にありますが、本部のほかにも、全国におよそ160か所もの相談所を開設していますので、自宅にもっとも近い場所を直接訪問して、弁護士をまじえた無料相談を受けるといったことも可能になっています。全国共通のナビダイヤルでの受付も行っていますので、かんたなん質問事項であれば、電話だけで済ませるということもでき、こちらも対応するのは法律のプロである弁護士です。

 

センターの業務としては、交通事故にともなう損害賠償額の算定、賠償責任や過失割合の確認、損害賠償の請求方法、自賠責保険や政府保障事業制度などについて、依頼者からの相談に応じるとともに、相手との示談交渉のサポートをすることなどが挙げられます。刑事処分や行政処分そのものが内容である場合を除いては、交通事故の加害者となった場合、被害者となった場合の、どちらの場合でも対応してもらえますので、きわめて心強いパートナーになるといえます。