交通事故の過失割合とは、発生した交通事故に対する責任の割合のことを言います。

例えば、車同士の衝突事故なら、どちらに落ち度があったのか、過失はどちらにあったのかなどを総合的に判断し、割合が決められます。交通事故が発生すると、警察が現場検証を行い、何が原因だったのかなどを調査します。それはあくまで刑事事件として、責任の所在を明らかにし、重大な過失があった運転手を送検、起訴できるようにするためのものです。そのため、過失割合を警察が具体的な数字として決めるということはありません。

 

過失割合は、警察が作成した事故証明の報告書を参考に保険会社が決めています。警察の書類を過去の交通事故に関する裁判の判例に照らし合わせて、数値を決めていきます。また、交通事故の形態によって割合を判断するための算定基準があるので、それに合わせて決めていく形になっています。最終的な過失割合の決定は、加害者側、被害者側双方の話し合い、示談です。ですので、加害者側は最低限の過失割合になるように、被害者側は落ち度ができるかぎりないような態勢で臨みます。ですので、しっかりとした知識を身につけておかないと、大した過失でもなかったのに多額の賠償金を払うことになったり、明らかに相手に落ち度があるのに賠償金を多くもらえないなどのことになってしまいます。

 

加害者側、被害者側、双方の車の修理代を互いに請求したとします。わかりやすく双方ともに100万円とし、過失割合が加害者側が8、被害者側が2とします。双方の修理代を足し、それを先ほど決めた割合で計算すると、加害者側が160万円、被害者側は40万円の自己負担になります。被害者側は、修理代の100万円から40万円を引いた60万円を賠償金として加害者側に請求できます。過失割合が伴う事故の場合は過失相殺のルールに基づいて損害賠償を決定する必要があります。このため、相手の過失割合が8割だからといって8割負担してもらうということにはならないのです。